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環境省と経済産業省、「アジア経済・環境共同体」構想をとりまとめ
発表日：2008.05.23
環境省と経済産業省は、「アジア経済・環境共同体」構想を発表した。この構想では、環境保全と経済成長を両立し、低炭素型・資源循環型の持続可能な社会の構築を目指し、『クリーンアジア・イニシアチブ』の推進を掲げている。具体的には、低炭素型・低公害型の経済活動の普及に向けて、公害対策と温暖化対策を同時に実現するコベネフィット型の開発を推進するとともに、気候変動の影響が大きい地域での早期対応、資源生産性の向上を目指すアジア循環圏の形成等を推進する。特に、環境関連技術・ノウハウについては、省水型・環境調和型の水資源管理や、エコタウンを通じた3R技術の展開、中国等での石炭火力発電所の効率化やゼロエミッション石炭火力の推進などを盛り込んでいる。さらに、我が国の環境技術や規制体系、人材等をパッケージとしてアジアに展開することで、環境分野の「アジア標準」をつくり、国際規格競争での競争力向上を図るという。
