福岡市は、平成23年度のアスベスト大気濃度調査結果を公表した。同市では、アスベスト(石綿)による大気汚染の現状を把握するため、一般環境大気中のアスベスト濃度をモニタリングするとともに、大気汚染防止法に基づき届出された特定粉じん排出等作業のうちアスベスト除去工事の作業場周辺における大気中のアスベスト濃度調査を実施している。平成23年度は、一般大気における1リットル中の総繊維数濃度は0.06~0.15本の範囲であった。この数値は、世界保健機関(WHO)の環境保健クライテリアによると「健康リスクは検出できないほど低い」ものである。また、アスベスト除去工事における大気1リットル中の総繊維数濃度は0.056未満~180本の範囲であった。大気中のアスベスト繊維数濃度が10本を超えていた工事については、工事の中断・改善指導を行うとともに、工事現場周辺の一般環境における大気中でアスベストが不検出であることを確認したという。
情報源 |
福岡市 記者発表(PDF)
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機関 | 福岡市 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | 大気汚染 | 大気 | 石綿 | アスベスト | 工事 | 除去 | 大気汚染防止法 | 福岡市 |
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