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（財）電力中央研究所、液化ジメチルエーテル（DME）による効率的な油除去技術を開発
発表日：2008.06.04
（財）電力中央研究所は、液化ジメチルエーテル（DME：化学式CH3OCH3）を利用して、さまざまな不純物が含まれている油含有物質から、効率的に油を除去する技術を開発した。DMEは人体に無害で自然分解性があり、かつ燃焼時にも煤を発生しないなどから、環境に優しい次世代クリーン燃料として近年注目されており、中国では輸入LPGより安価で、大量生産され始めている物質である。このDMEを用いれば、従来技術では困難であった、水と油が混在した状態からの油と水の同時分別除去が可能となることから、将来的に、座礁したタンカー等からの重油で汚染された土壌や、ベンゼンで汚染された工場跡地の浄化などにも応用できる可能性があるという。
