マツダ(株)は、帝人(株)・帝人ファイバー(株)と共同で、自動車内装表皮に使用できる品質と耐久性を持ち、石油資源を原料として全く含まない植物由来100%の繊維を使用した自動車内装用バイオファブリックの開発に世界で初めて成功した。新開発のバイオファブリックは、原料樹脂全体の分子構造を制御する技術を駆使することで繊維の強度を高め、高い品質を求められる自動車用シート表皮への利用に耐え得る耐摩耗性、耐光性、難燃性を兼備している。同社では今後、このバイオ技術をベースに、持続可能な社会の実現に向けて、食料との競合なども勘案した非食物原料での研究開発も強化していくという。