(独)科学技術振興機構(JST)は、戦略的創造研究推進事業の研究領域「低エネルギー、低環境負荷で持続可能なものづくりのための先導的な物質変換技術の創出」(先導的物質変換領域)における研究課題を決定したと発表した。この事業は、国(文部科学省)が設定した戦略目標をもとに、JSTが「研究領域」とその責任者(研究総括)を定め、研究領域ごとに「研究課題」を採択するもの。先導的物質変換領域では、低炭素社会の実現や、医薬品・機能性材料等の持続的かつ発展的な生産など、我が国のみならず世界が直面している諸課題の解決に向けて、触媒による先導的な物質変換技術を創出することを目指す。今回、研究提案募集を行ったところ産学官各界の研究者から198件の応募があり、研究総括が領域アドバイザーらの協力を得ながら書類選考と面接選考(事前評価)を実施した結果、50件の研究課題とその研究代表者・研究者を採択した。