味の素(株)は、使用済みの活性炭を原料とした土壌改良材を、2012年11月から発売すると発表した。同社グループでは、生産過程で生ずる廃棄物の発生抑制に取り組むとともに、発生したものについては徹底的に有効利用し、再資源化することに取り組んでいる。今回発売する製品は、うま味調味料精製時に脱色工程で使用され、これまで廃棄物として処理してきた、使用済みの活性炭を原料としたもの。粉末状で多孔質なため、土壌中の自家中毒物質(アレロパシー物質)を効率よく吸着し、連作障害を軽減する効果がある。また、土壌の通気性や保水性を改善し、土壌微生物が繁殖しやすい環境を作ることができる。今回の製品は、地球持続性を考慮した同社の「味の素グループ・ゼロエミッション計画」における廃棄物の再資源化率99%以上という、2011~2013年度の目標達成に寄与するという。
情報源 |
味の素(株) プレスリリース
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機関 | 味の素(株) |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | 味の素 | 再資源化 | 活性炭 | ゼロエミッション | 廃棄物 | 発生抑制 | 有効利用 | 土壌改良材 |
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