環境省は、平成24年度環境技術実証事業(有機性排水処理技術分野)について、実証機関である(社)埼玉県環境検査研究協会が、実証対象技術2件を選定したと発表した。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、技術の普及を目指すもの。今回、実証対象技術として、1)正和電工(株):木炭を活用した「家庭雑排水の処理装置」、2)(株)大都技研:郊外小規模店舗(浄化槽設置)用シンク型油水分離回収機、の計2件が選定された。今後、実証対象技術ごとの実証試験計画に沿って、今年度末までに実証試験を順次実施し、実証試験結果報告書をとりまとめて公表する予定という。