(株)フジタ、ランデス(株)、(株)高環境エンジニアリングの3社は、災害廃棄物を有効活用する擁壁構築工法を確立したと発表した。東日本大震災からの復旧・復興工事が本格化する中で、生コンクリート等の建設資材の不足が問題となっている。特に、崖や盛土の側面が崩れ落ちるのを防ぐために築く擁壁は、現場で生コンクリートを使用して構築するものが多く、災害廃棄物を有効活用した低コストな構築方法が求められていた。今回、宮城県亘理郡山元町で、災害廃棄物から生じる再生資材を中詰材として利用する試験・モデル施工として、1)エコボックス、2)ブランチブロックの2工法を実施。その結果、1)コンクリートくず、陶磁器くず、津波堆積土砂を、2)前面を石材で施工すれば、コンクリートくずを、中詰材として使用できることを確認した。また、これらの再生資材の使用により低コストで築造できることを実証した。3社は今後、震災復旧・復興工事の促進、災害廃棄物の有効活用、およびこれら擁壁工法の大きな特徴である自然環境・生態系の保全が進むよう、自治体やコンサルタント会社へ積極的にお知らせしていくという。
情報源 |
(株)フジタ ニュース
(株)高環境エンジニアリング 新着ニュース(PDF) |
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機関 | (株)フジタ ランデス(株) (株)高環境エンジニアリング |
分野 |
ごみ・リサイクル 自然環境 |
キーワード | コンクリート | フジタ | 自然環境 | 生態系保全 | 宮城県 | 災害廃棄物 | 再生資材 | 有効活用 | ランデス | 高環境エンジニアリング |
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