環境省は、平成24年11月27日~28日に、インドネシアのジャカルタで開催された、平成24年度「日本モデル環境対策技術等の国際展開」事業に係るインドネシアとの第5回専門家会合及び共同セミナーの開催結果を公表した。同省では、平成21年度から同事業を開始しており、環境対策技術等を法制度整備、人材育成とパッケージにして、アジア諸国に普及・展開する二国間協力事業を、中国、ベトナム及びインドネシアを対象として実施している。このうちインドネシアとは、平成23年から産業排水対策分野の事業を実施しており、北スマトラ州ランカット県にある粗パーム油工場の工場排水管理を対象としてモデル事業を実施することを、昨年合意していた。今回の会合では、二国間協力事業の中間報告と今後の方針について協議を行ったほか、今後の進め方が合意された。また、これまでの協力事業の成果をインドネシアの環境管理の関係主体に共有・展開するため、「パーム油工場における排水管理に関する共同セミナー」を開催した。