環境省は、平成23年12月7日(水)に、インドネシア環境省で開催された、平成23年度「日本モデル環境対策技術等の国際展開」事業に係るインドネシアとの第4回専門家会合及び共同セミナーの開催結果を公表した。同省は、「日本モデル環境対策技術等の国際展開」事業を平成21年度から開始し、制度や人材とパッケージで我が国の環境汚染対策や環境測定の技術を戦略的・体系的に展開させていくための方策についての検討を行っており、平成22年度からはインドネシアとの協力事業を開始している。今回、その第4回専門家会合及び「パーム油工場からの排水管理に関する共同セミナー」が開催され、専門家会合では、環境ラボを含む地方政府の環境管理能力向上など3領域による今後の二国間協力や、2013年3月までの二国間協力事業の全体工程案、などが合意された。また、セミナーでは、環境対策技術の導入、法制度の整備、人材の育成からなる「パッケージ・アプローチ」の好事例構築のため、モデル工場に選定した北スマトラ州ランカット県の粗パーム油工場における共同政策研究の成果を中心としてプレゼンテーションを行い、環境管理に係る関係主体と情報を共有した。