福岡県、ベトナム・ハノイ市で「福岡方式」廃棄物処分場が竣工
発表日:2015.06.03
福岡県は、ベトナム・ハノイ市で「福岡方式(準好気性埋立方式)」による「スァンソン廃棄物処分場」が、竣工したと発表した。福岡方式(準好気性埋立方式)の処分場は、埋立地内部に管を通し外気を取り込みやすい好気状態にしてバクテリアの働きにより廃棄物を好気的に分解することで、硫化水素ガスやメタンガス等の有害ガスの発生を抑制する方法。好気的な分解をすることで安定化までの時間も短くなる。今回竣工した処分場は、平成25年8月に同県とハノイ市が締結した「福岡方式による廃棄物処分場の整備に関する覚書」に基づき、ハノイ市が平成26年6月に建設着工したもの。同県では、これまでも処分場の施工に関する技術指導や研修を行ってきたが、今後は、処分場の稼働に伴うごみの搬入や維持管理の方法などについても技術指導を行うという。