愛媛県は、2015（平成27）年度の愛媛県内の温室効果ガスの排出状況等を公表した。2015年度の温室効果ガス総排出量は2,360万4千t-CO2で、基準年（2013年度）と比べ3.1%（75万8千t）減少し、2年連続で減少した。また、旧基準年度である1990年度と比較すると23.7%増加しており、この要因として、東日本大震災以降、火力発電所の稼動増による発電に伴うCO2排出量増を挙げている。一方、平成29年度の県自らの事務及び事業に伴う温室効果ガスの排出状況は57,403t-CO2となり、基準年（平成25年度）と比べて0.8%減少した。愛媛県地球温暖化防止実行計画（平成29年6月改定）では、平成30年度までに基準年と比べて5%以上削減を目標にしており、今後も引き続き、温室効果ガスの排出量削減を進めていくという。