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 フランスの一般廃棄物の焼却処理、環境エネルギー管理庁がコメント

発表日:2012.12.21


  フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)によると、2010年、フランスの一般廃棄物のうち焼却処理されたものは30%で、埋立処分(30%)と並んで一般廃棄物処理方法のトップを占めた。次いでリサイクル、コンポストの順であったという。全国の家庭ゴミ焼却施設(UIOM)は129施設あり、合計で年間1400万トンを処理したが、そのうち114施設までがエネルギー回収型で、その年間処理量は1380万トンであった。焼却処理費は平均で1トン当たり94ユーロ(税込)であった。環境や健康への影響が管理されている現在、焼却処理は適切な廃棄物処理方法であり、廃棄物に含まれているエネルギーを有効活用しつつ、リサイクルや土に還すことのできないゴミを処理するという目標の達成を可能にする。ADEMEは、多様な廃棄物の処理に適していること、エネルギー回収により化石エネルギーの消費を減らせることが焼却処理の利点であるが、廃棄物の発生そのものの抑制やリサイクル推進の妨げにならないよう留意することが重要であるとしている。

情報源 フランス環境エネルギー庁(ADEME) プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境エネルギー庁(ADEME)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 廃棄物処理 | 焼却処理 | リサイクル | コンポスト | 埋立処分 | ADEME | 発生抑制 | 一般廃棄物 | エネルギー回収 | フランス環境エネルギー庁
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