欧州環境局、水資源等に関する2012年発表の環境報告を総括

発表日:2012.12.27

欧州環境局(EEA)は、2012年(「欧州・水の年」)に同局が発表した各種環境報告書(水、大気、気候、生物多様性、化学物質等)で明らかにした欧州の現状を総括した。特に水資源に関する一連の報告書では、1)欧州水域の約半分が、2015年までにEU水枠組み指令の目標を達成できず、生態学的に不良な状況が続く見込み、2)ダムや浚渫等による‘水文形態’の変化が、生物の移動や産卵を妨げ生態系を損なうおそれがあり、その影響は河川や汽水域の約40%、湖沼の約30%に及ぶ、3)欧州各地で、水の消費量が利用可能量を超えたことを主な原因として水不足が発生、経済や自然界に連鎖、4)干ばつに見舞われた国の数は、1971~1980年では15カ国だったが2001~2011年には28カ国に増加、等の現状を報告。欧州の社会と経済を支える生態系を維持するには、十分な淡水の量と質を確保する取組の強化が必要であることが浮き彫りになったという。2013年「欧州・大気の年」の取組にも、EEAはデータの収集・分析で貢献するとしている。

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