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 国際エネルギー機関、発電部門の温室効果ガス排出削減ソリューションを提案

発表日:2013.02.12


  国際エネルギー機関(IEA)は、発電部門の温室効果ガス排出を削減する方法を示した新たな書籍「気候の制約を受ける世界の電力」を刊行した。近年、世界の二酸化炭素排出量は記録を更新し続けており、この傾向が続くと壊滅的な気温上昇が起きるといわれている。この増加分の半分は発電部門に起因するという。省エネ効率の向上や低炭素エネルギー生産の開発強化など、解決方法そのものはすでに知られているが、問題は、比較的豊かで人口の多い国のエネルギー需要の伸びに対し、これらをどう実施していくかにある。同書では、中国の国内排出権取引プログラム設計から、ネットワークでつないだ電気製品の待機電力削減、炭素回収貯留まで、IEAの専門家らが、発電部門で実現可能な幅広い削減ソリューションを提案している。この中には、ブラジルのサトウキビ副産物を利用した発電のように個別の国に関するものもあり、各種政策の複合効果など部門全体を検討したものもある。また巻末には、温室効果ガス排出と削減に関する発電部門の最新情報が掲載されている。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 環境総合
キーワード CO2 | 温室効果ガス | 発電 | 国際エネルギー機関 | IEA | 排出削減 | 気温上昇 | 排出権取引 | 炭素回収・貯留
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