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 国際エネルギー機関、世界電気自動車展望2019年版を公表

発表日:2019.05.27


  国際エネルギー機関(IEA)は「世界電気自動車展望2019年版」を公表した。これによると、2018年の世界の電気自動車(EV)普及台数(乗用車)は前年比で63%増加して510万台を突破し、国・地域別では中国を筆頭に欧州、アメリカがこれに続く。また、充電所は2018年末時点で前年比44%増の約520万カ所に達したと推計される。こうした背景には、各種の支援施策やコスト削減、民間部門の積極的な取組などがあるという。さらにIEAは、2つの普及シナリオを提示し、2030年までに新車販売台数の30%がEVになるというシナリオに沿った場合、同年には世界のEV普及台数は2億5000万台を超え(二輪・三輪車を除く)、電力部門の脱炭素化も進むという前提では、内燃機関を動力源とする車よりも温室効果ガスを5億4000万トン(CO2換算)減らすことも可能だと分析する。IEAは、さらなるEV普及に向け、電力市場の柔軟性、バッテリー材料需要増や使用済みバッテリーへの対応、税制見直しを含めた今後の課題にも言及している。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) ニュース 世界電気自動車展望2019年版 概要 世界電気自動車展望2019年版
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード CO2 | 電気自動車 | EV | 温室効果ガス | バッテリー | 国際エネルギー機関 | 脱炭素化 | 充電所
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