国際エネルギー機関(IEA)は、世界のクリーンエネルギーへの移行を加速するため、IEAのもつエネルギー分野の専門的な知見を活かして各国政府を支援する新たなプログラムの起ち上げを発表した。これは、主に主要新興国を対象とする複数年計画で、プログラムの効果が大きいブラジル、中国、インド、メキシコなどがIEAの協力を求めている。プログラムは、国のエネルギー政策が世界全体の排出削減やエネルギーアクセス向上のペースを左右するこうした新興国に対し、先端技術による支援を行うもので、5分野(データ・統計、エネルギー効率、システム統合を含めた再生可能エネルギー、政策ガイダンス・モデル化、技術開発・革新)で共同の分析、技術協力、訓練・能力開発、戦略対話、共同作業計画の実施などを行う。このためにカナダ、デンマーク、欧州委員会、ドイツなどIEA加盟13か国が合わせて3000万ユーロを拠出する。加盟国側にとっても、知識の共有、技術の迅速な普及、IEAの分析能力の向上、世界のデータと分析の強化などの利点があるという。
情報源 | 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国際エネルギー機関(IEA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 先端技術 | 国際エネルギー機関 | IEA | エネルギー効率 | クリーンエネルギー | 排出削減 | 新興国 |
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