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 欧州委員会、「アフリカの土壌地図」を公表

発表日:2013.04.26


  欧州委員会は、アフリカ大陸の土壌の多様性を簡潔かつ明確に示した初の土壌地図を公表した。土壌は、食料や薪などを供給する自然資源であるだけでなく、水や有機炭素を大量に貯蔵することができるため、洪水リスクの軽減や水供給など気候変動への適応と緩和にも重要な役割を果たす。また、肥沃で生産性の高い土地にすることは飢餓対策にも有効であることから、アフリカにとって極めて重要である。地図では、土壌の由来、機能、性質をはじめ、地域あるいは地球規模の問題との関連性などを明確にし、土壌への脅威や土壌資源を保護するための手段も示している。現在、換金作物の栽培、バイオ燃料の生産、鉱物資源採掘などの経済問題に加え、人口増加と都市化が土壌への大きな負荷となっており、欧州委員会では、地図を公表し、土壌資源を包括的に評価することによって、政治家から一般市民に至るまですべてのレベルにおいて、土壌の重要性やその持続可能な利用・管理の必要性への認識を高めたいとしている。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 水・土壌環境
キーワード 気候変動 | 持続可能 | 欧州委員会 | 土壌 | アフリカ | 洪水 | 地図 | 資源 | 多様性
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