イギリス自然環境研究会議(NERC)は、市民と科学者が連携して取り組む環境科学プロジェクトを助成するプログラムで、2017年1月から18件のプロジェクトが活動を開始すると発表した。各プロジェクトは気候変動、海洋酸性化、花粉媒介、水質、エネルギー、侵略的外来種など大規模で難しい環境科学の問題に、共創、市民科学、討論、イベント、公開対話などさまざまな手法を用いて取り組む。たとえばエクセター大学とナショナルトラストは気候変動対策としての自然プロセスによる洪水リスク管理を、ニューキャッスル大学とNGOらは炭素を貯留する庭の設置をテーマとしている。このプログラムはNERCが50万ポンドを投じ、通常は科学にあまりかかわりを持たないボランティアや子どもたち、政策決定者などと研究者らがプロジェクトを通じて対話を深め、知見の蓄積や技能の向上によって双方に有益となるよう支援するもので、若手研究者や博士課程の学生が参加できるよう訓練と支援を提供するプロジェクトも多い。
情報源 | イギリス自然環境研究会議(NERC) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス自然環境研究会議(NERC) |
分野 | 地球環境 自然環境 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 気候変動 | 水質 | イギリス自然環境研究会議 | NERC | 洪水 | 炭素貯留 | 環境問題 | 侵略的外来種 | 花粉媒介 |
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