海外ニュース


 世界資源研究所、GHGプロトコル対象物質への三フッ化窒素追加について説明

発表日:2013.05.22


  世界資源研究所(WRI)は、温室効果ガス(GHG)排出量の算定・報告基準「GHGプロトコル」の対象ガスに追加された三フッ化窒素(NF3)に関する記事を発表した。NF3の温暖化係数(100年値)は1万7200と高く、半導体や液晶ディスプレイなど使用される産業分野は限られているものの、生産量は1992~2007年の間に40倍に増えている。近年の技術的進展により測定が可能となり、大気中濃度が従来の想定より高いことがわかった。現在は温室効果ガスとして国連気候変動枠組条約の対象ガスに追加され、国別インベントリで報告が義務づけられている。これに合わせ、現在GHGプロトコルでも、事業者算定・報告基準、スコープ3(企業のバリューチェーン)算定・報告基準、製品基準のいずれにおいてもNF3を報告するよう求めることになった。WRIはウェブサイト等でNF3の詳しい情報を示すとともに、基準改訂内容を示す文書を「GHGプロトコル改訂」という新シリーズで公開している。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 環境総合
キーワード 温室効果ガス | 世界資源研究所 | WRI | 排出量 | 算定 | GHG | 大気中濃度 | 三フッ化窒素 | NF3
関連ニュース

関連する環境技術