気候変動枠組条約事務局は、ボンで開催された気候変動会議が閉幕し、すべての国が参加する新たな枠組みへの合意と世界の気候変動対応強化策についての具体的進展が得られたと発表した。2020年以降の新しい法的枠組み(2015年合意)の設計と2020年までの気候変動対策への野心の向上を任務とする「強化された行動のためのダーバン・プラットフォーム特別作業部会」では、低炭素エネルギーへの迅速な移行が交渉の中心で、気候資金を使って投資をこの方向へ誘導する条件として、投資家にとっての投資リスクの軽減、官民協力、法的拘束力のある長期契約、被援助国で資金を有効活用するための強力な国内制度などが検討された。また、2015年合意では排出削減の約束と実際の行動を適正に評価して透明性を確保することが必要だとの認識から、各国の取組を評価し調整する方法などが話し合われた。「科学および技術の助言に関する補助機関」では、途上国政府が炭素排出削減のために行う森林保護への支援などに進展があった。
情報源 | 国連気候変動枠組条約事務局(UNFCCC) プレスリリース(PDF) |
---|---|
国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連気候変動枠組条約事務局(UNFCCC) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 国連 | 気候変動 | 気候変動枠組条約 | UNFCCC | 排出削減 | 低炭素 | 炭素 | 森林保護 | 枠組み | ダーバン |
関連ニュース |
|