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 フランス、新たな高温地熱資源調査プロジェクト4件を認可

発表日:2013.06.24


  フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省(MEDD)のバト大臣は2013年6月10日、高温地熱資源の独占調査を認める4つの省令に署名し、省令は2013年6月23日の官報に掲載された。高温地熱エネルギーは、地層を破壊することなく、深層熱水を熱水貯留層から直接汲み上げるか、深層熱水が自然に流れている断層網から汲み上げるもので、汲み上げた熱水は、地熱発電所での発電や熱電併給、熱供給などに使われる。フランスの地熱発電はまだ少なく、再生可能エネルギー源を電源とする発電に占める割合は0.1%(2008年)程度だが、フランスには地熱資源の大きな可能性がある。特にアルザス地方の地熱地帯は、他の地域に比べ、浅い部分でも温度がきわめて高い(地下3000メートルで170℃)ことから注目されている。今回の調査対象地はすべて同地方のバ=ラン県内にある。現在、MEDDで審査中の調査許可申請は14件で申請件数は増えていることから、今後の地熱エネルギー部門の拡大が見込まれるという。

情報源 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省(MEDD) プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省(MEDD)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | 地熱発電 | 高温 | MEDD | 地熱資源 | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省 | アルザス地方 | バ=ラン県
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