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 欧州環境局、2050年までのEU環境目標の進捗をレビュー

発表日:2013.07.25


  欧州環境局(EEA)は、2050年までのEUの各種環境目標の概要や進捗状況を分析した報告書を発表した。ヨーロッパのグリーン経済実現への、今後の見通しを検討するための包括的な基礎情報として有効であるという。EUの法律では、エネルギー消費量、気候変動への適応戦略、大気汚染、廃棄物等、2010年から2050年までの期間を対象に130以上のさまざまな環境目標を設定している。報告書はこれらの進捗度を分析したもので、エネルギー消費量に関しては、2020年までに目標を達成することは困難で、より強力な政策の実施が必要であるとした。また、大気汚染に関しては、排出目標への進捗は概ね順調で、2020年目標の達成に向け継続的に取組んでいくよう求めた。ただし微小粒子状物質(PM2.5)に関しては削減努力の促進が必要であるとした。これらの目標の半数近くが達成期限を2020年に定めているが、長期的な取組が必要であるものが多いことから、報告書では、現行の取組はグリーン経済への移行に向けた暫定的なものとしている。

情報源 欧州環境局(EEA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州環境局(EEA)
分野 環境総合
キーワード 大気汚染 | 気候変動 | EEA | 廃棄物 | PM2.5 | グリーン経済 | 欧州環境局 | 目標 | エネルギー消費量
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