欧州環境局(EEA)がまとめた2013年欧州温室効果ガス(GHG)インベントリによると、EUの2011年のGHG排出量は前年(2010年)比で3.3%減少し、1990年以降の最低水準となった。この減少の主な原因は、暖冬で暖房などの需要が減ったためだという。EUのGDPは1.6%改善したが、総排出量は減少し、1990年比では18.5%減少となった。今回発表された最終データでは、最終的なエネルギーデータがそろうまで暖房需要の減少が確定できなかったため、減少幅が2012年のEEA速報値での減少幅を上回った。減少分のうち3分の2がイギリス、フランス、ドイツによるものであった。化石燃料の消費量は5%減少、再生可能エネルギー源によるエネルギーの消費量も、主に水力発電の減少により、比率で大きく減少した。なお、2012年については、インベントリデータはまだないが、EU排出量取引制度の対象部門で2%減少、欧州委員会統計局(Eurostat)の速報でも2.1%と推定している。
情報源 | 欧州環境局(EEA) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州環境局(EEA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 温室効果ガス | 化石燃料 | EEA | 暖房 | 排出量 | インベントリ | GHG | 欧州環境局 | エネルギー消費量 |
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