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 欧州環境局、2014年の優先課題など新たな取組を展望

発表日:2014.01.01


  欧州環境局(EEA)は2014年の新たな取組の展望を発表した。EUが2013年末に承認した第7次環境行動計画(2014~2020年)は、健全な環境と資源効率の高い経済に重点を置いている。同計画の下、2014年の優先課題は「資源の利用」で、リサイクル率や廃棄物処理の向上などに取り組むことになる。EEAは、廃棄物を、経済活動に戻すべき重要資源とみなす「循環経済」、資源使用の効率化・人の幸福の向上・生態系保護を同時に実現する「グリーン経済」などの概念を具体化するための作業を行うという。また、EEAの新5ヵ年作業計画(2014~2018年)も開始され、ネットワークやパートナーと協力し、2050年までに低炭素で資源効率・生態系回復力の高い社会に移行するという野心的目標の実現を目指すとともに、EUの現行の環境・気候政策に関する知識の強化、欧州2020の目標に向けた進捗状況の監視にも取り組む。なお、2015年初期に発表される、欧州の環境について現状と展望を示す報告書の作成も重要な業務になるという。

情報源 欧州環境局(EEA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州環境局(EEA)
分野 ごみ・リサイクル 環境総合
キーワード 廃棄物処理 | 生態系 | リサイクル | EEA | 低炭素 | 経済 | 資源効率 | グリーン経済 | 循環経済 | 欧州環境局
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