EUの融資機関である欧州投資銀行(EIB)は、中米6カ国(ホンジュラス、ニカラグア、エルサルバドル、グアテマラ、コスタリカ、パナマ)の再生可能エネルギー(水力・風力・地熱・太陽光発電)プロジェクトの促進のため、2億3000万ドルを拠出することに同意した。これは中米経済統合銀行と共同で行う新たなプログラムで、総額で5億ドル超の投資が可能になるという。EIBと中米経済統合銀行によるこの大規模な取組は、地域の化石燃料輸入への依存軽減とエネルギー生産による炭素排出の削減を支援するもの。今回の新融資プログラムで、再生可能エネルギー・エネルギー効率向上のプロジェクトに対して官民セクターの投資も促される。中米諸国で貸付を開始して以来、EIBは長期投資プロジェクトに57億ユーロ超(エネルギー部門は19億ユーロ)を提供してきた。EIBは中米経済統合銀行との協力で優れた実績があり、引き続き協力して同地域への投資を支援したいとしている。