アメリカ環境保護庁(EPA)は、連邦政府の各機関が大規模なプロジェクト等に際してEPAに提出する環境影響評価書(EIS)について、市民が閲覧や情報収集を行うためのオンラインマッピングツールを公開した。連邦機関は、国家環境政策法に基づき、政策決定のプロセスとして、予定する活動の影響と代替案を考慮するよう求められており、各機関は重大な影響を及ぼす案件については詳細なEISを作成する。EPAに提出されたEISには、その案件の環境や社会、経済への影響についての情報等が記載されており、利用者は、このツールを使い、ウェブサイト上で調べたいプロジェクトの実施州をクリックしてEISを閲覧することができる。また、過去60日間にEPAが提出した意見書や、コメント募集中のプロジェクト、コメント提出方法なども調べられる。EPAは、このツールが行政プログラムの透明性を向上させ、市民の情報入手、意見提出に役立つことを期待している。このツールは、http://eismapper.epa.gov/から利用できる。