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 アメリカ環境保護庁、全米の水質汚染物質の排出状況がわかる表示ツールをウェブ公開

発表日:2012.01.25


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、各地域の水系に排出される汚染物質の情報を提供する、排出モニタリングレポート(DMR)汚染物質負荷表示ツールを新たにウェブで公開した。これは、行政の透明性向上を目指すオバマ大統領の政策に基づき開発されたオンライン上のツールで、下水処理施設や製造工場など、汚染物質を水域に排出する施設や企業からの報告等により蓄積された、膨大な記録をデータベース化したものである。ツール利用者は、地域や流域、排出した企業や産業部門、汚染物質の別に、簡単にデータを検索したり、排出施設の位置を地図上で確認したりすることができる。水質浄化法によって、汚染物質の排出施設は許容量が決められており、頻繁な排水検査と報告も義務付けられている。EPAは、この汚染物質負荷表示ツールを、法執行や遵守に関する履歴(ECHO)のウェブサイトで提供しており、米国民の健康を守り、地域の水質保全にも役立つものと期待している。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース 
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質 水・土壌環境 環境総合
キーワード モニタリング | 環境負荷 | アメリカ環境保護庁 | EPA | データベース | 地図 | 流域 | ウェブサイト | 排出源 | 水質汚染
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