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 ライン川の統合河川流域管理の取組、国際河川財団の欧州河川賞を受賞

発表日:2013.09.13


  国際河川財団が、優れた統合流域管理を行った欧州の河川に対して贈る「欧州河川賞」に、ライン川が選ばれた。ライン川流域は、1986年に化学物質事故が起きるなど、数十年にわたって環境が悪化していたが、近年、都市廃水管理の強化により水質が著しく改善するなど、流域管理が劇的に向上した。新たな統合政策により、都市部の氾濫原も大部分が修復された。同賞の選考委員会は、受賞の理由として流域管理におけるリーダーシップや高度に統合された複合手法が実行されたことを挙げ、さまざまな課題を克服し、河川や生物種の健全性を向上させたと評価した。同賞選出の過程で、一般に農業などの人間活動による水の大量使用が多くの河川の枯渇につながっていることや、農業や廃水処理場に起因する汚染やダムなどの障壁による圧力が河川に影響を及ぼしていることが浮き彫りになった。EUでは、水枠組み指令の下、2015年までに、河川水域を良好な状態にすることを目指しているが、欧州委員会の推定では現在、欧州の河川の半数以上はまだ良好な状態に達していないとしている。

情報源 欧州環境局(EEA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州環境局(EEA)
分野 水・土壌環境 環境総合
キーワード 水質 | 河川 | 流域管理 | EEA | 廃水処理 | 生物種 | 欧州環境局 | ライン川 | 国際河川財団 | 廃水管理
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