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 欧州環境局、河川流域管理の鍵となる効果的な市民参加の方法を分析

発表日:2014.10.24


  欧州環境局(EEA)は、効果的な河川流域管理のため、市民の参加を促す方法に関する報告書を発表した。EU水政策枠組み指令によって、欧州のすべての河川流域は河川流域管理計画に基づき管理することが定められており、その計画作成には、民間企業、自然保護団体、農業者、公共サービス機関、地方自治体等の利害関係者に加え、市民が参加する必要がある。報告書は欧州の8つの河川流域の事例分析に基づくもので、河川流域管理が市民にとって身近に感じられ、関係者間の相互の尊重および理解が重視されるような環境を作ることを推奨している。そのためには、制度的手続きが全関係者に公開されていること、市民が参加できる活動や話し合いの機会を作ること、新しい情報発信ツールを活用し、技術的な説明は具体的かつ分かりやすくすること等が重要だとしている。なお、この報告書はEU全体での水と衛生の保証を目的とする、初の欧州市民イニシアティブ「Right2Water」を反映したものである。

情報源 欧州環境局(EEA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州環境局(EEA)
分野 水・土壌環境
キーワード 河川 | 流域管理 | EEA | 管理計画 | 環境活動 | 枠組み | 欧州環境局
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