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 国際エネルギー機関、エネルギー効率化の市場拡大について初の報告書を公表

発表日:2013.10.16


  国際エネルギー機関(IEA)は、世界的な投資額とエネルギー需要充足の点で、エネルギー効率化は他のエネルギー供給手段に匹敵する重要な「燃料」の一つとしてとらえた、初の「エネルギー効率化市場報告書」を公表した。この報告書はIEAの石油、ガス、石炭、再生可能エネルギーの市場報告書に続くもので、これによると、2011年には世界のエネルギー効率化市場に、再生可能エネルギーや化石燃料発電所への投資とほぼ同額の3000億ドルが投資されたという。また、エネルギー効率化措置により、2005~2010年にIEA加盟国のうち11か国の合計で4200億ドル相当の省エネルギーが達成された。報告書は、近年のエネルギー効率化市場拡大の主要因は有効な政策とエネルギー価格の高騰であり、今後の成長分野はエネルギー効率化製品とIT機器だとしている。さらに、投資・エネルギー価格・政策の関係、消費者や企業が投資により得た利益などを示す国別事例研究を行い、目標を絞ったエネルギー効率化政策は引き続き同市場の開発と活性化に重要な役割を果たすとしている。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 省エネルギー | エネルギー効率化 | 国際エネルギー機関 | IEA | 報告書 | 市場
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