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 国際エネルギー機関、オランダのエネルギー政策レビューを公表

発表日:2009.02.02


  国際エネルギー機関(IEA)は、オランダのエネルギー政策に関する2008年版審査報告書を発表した。オランダは、2020年までに、温室効果ガス排出量を1990年比で30%削減し、再生可能エネルギーがエネルギーミックスに占める割合を20%とし、エネルギー効率を毎年2%改善するという目標を掲げる。報告書では、中長期的な政策予測、具体的な目標、研究開発への集中的な支援といった政府の取組を評価。気候変動、再生可能エネルギー、エネルギー効率化を重視した堅実な政策を実施・準備しているが、監視・執行・遵守については強化の余地があること、運輸部門のエネルギー効率化が課題で、政策提案を早急に実施に移すこと、原子力発電について政治的な合意を得る努力をすること等を提言した。さらに、再生可能エネルギーが一次エネルギー供給量に占める割合は3%以下で、IEA加盟国の中では下から6番目という現状を踏まえ、20%目標の達成は大変困難だと忠告。民間部門の投資を支える長期的・安定的な政策・規制の枠組が必要だと指摘した。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | 温室効果ガス | エネルギー効率化 | 国際エネルギー機関 | IEA | オランダ | エネルギー政策
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