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 フランス、ナノ粒子状物質申告制度による初年度の申告結果を公表

発表日:2013.11.29


  フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省は、ナノ粒子状物質申告制度の初年度申告結果をまとめ、2013年11月29日、同省ウェブサイトに掲載した。フランスはナノ粒子状物質(10億分の1メートルの大きさの物質)の製造、輸入、流通を行う者に対し、領土内での年間生産量、輸入量、流通量の申告を欧州ではじめて義務づけ、その申告をフランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)所管の専用ウェブサイトhttps://www.r-nano.fr/で受け付けている。2012年に関する申告の期限は2013年6月30日で、今回その結果をまとめた公表した。それによると、2012年に関する申告者数は930以上、申告件数は3400以上で、市場に出回った物質量は50万トンにのぼる。ナノ材料はさまざまな産業分野で使われており、使用が増加していることから、その流通量や毒性など知見の拡充が求められている。この申告制度はそのためのもので、フランスと欧州とのナノ材料に関するより大きな枠組のなかで行われている。

情報源 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省(MEDD) プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省(MEDD)
分野 健康・化学物質
キーワード 毒性 | 生産 | ウェブサイト | 輸入 | MEDD | 届出 | ナノ材料 | ナノ粒子状物質 | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省
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