ドイツ連邦環境省とドイツ産業連盟(BDI)は、4回目となる「ドイツ気候・環境イノベーション賞」受賞者を発表した。企業や研究機関による100件弱の応募の中から5部門8団体が選ばれた。このうち「環境配慮技術部門」では、エボニック・インダストリーズ社(最大99%の純度のバイオガス精製用中空糸膜の開発)とアイゼンマン・アンラーゲンバウ社(高効率・可動式バイオガス精製設備の開発)、「技術移転部門」では、アウタルコン社(途上国における環境配慮型飲料水供給設備の開発)とオスラム社(ケニアにおけるオフグリッド照明コンセプトの開発)、「気候保護プロセスイノベーション部門」では、ダイムラー社とゲブア・ヘラ―・マシーネンファブリック社の共同開発(軽量のアルミニウムシリンダー表面コーティング技術の開発)が選ばれた。部門受賞者には、連邦環境省が進める気候保護イニシアティブの助成により、それぞれ賞金2万5000ユーロが送られる。受賞者は、審査委員会が選出し、学術的な評価は、フラウンフォーファー・システム・イノベーション研究所が担当した。