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 ドイツ、環境ラベル「ブルーエンジェル」に環境配慮型モビリティと廃プラスチック利用の繊維製品を追加

発表日:2013.12.10


  ドイツ連邦環境省は、環境ラベル「ブルーエンジェル」審査委員会が、環境配慮型モビリティと廃プラスチックを利用した繊維製品に対する認定基準を新たに承認したと公表した。輸送部門によるCO2排出量はドイツ全体排出量の約20%を占めており、環境と健康の保護、都市計画上の観点から、自家用車所有のニーズを減らすことが求められている。環境に配慮した多様で柔軟な移動手段(各種交通サービスを連携させるモビリティカード等)にブルーエンジェルを認定することで、CO2や窒素酸化物、粒子状物質の排出のほか、騒音や資源消費、駐車場需要などの負荷削減が期待される。また、廃プラスチックの大部分を成す使用済み製品の素材を再利用できれば、環境上の利点が大きい。ラベル認定には、リサイクル素材の含有率、生産時の環境基準、有害化学物質の使用等に高い基準が設定される。また、今回の審査委員会では、既存の認証基準も一部改定され、ブルーエンジェルを伴う印刷物に対し、今後、鉱物油系インクの使用は認められないことが決定された。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 ごみ・リサイクル 健康・化学物質 環境総合
キーワード 環境ラベル | 環境配慮 | 廃プラスチック | ドイツ連邦環境省 | BMU | ブルーエンジェル | 印刷 | 繊維 | 再利用 | モビリティ
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