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 ドイツ、気候と環境のための技術革新賞の受賞者を発表

発表日:2012.01.17


  ドイツ連邦環境省とドイツ産業連盟は、2011年の気候環境技術革新賞(IKU)の受賞者を決定した。4部門の受賞者にそれぞれ賞金2万5千ユーロが授与される。この賞は、気候・環境保護に貢献しながらドイツの競争力も高める、「ドイツ製」技術革新や構想を促進するため、2009年から両機関が共同で実施しているもの。2011年の受賞者のうち、「製品・サービス革新」部門では、約200℃で製造できる気候保全型セメントを開発したセリトメント社が受賞した。従来方法に比べ、生産に要するエネルギーとCO2排出を半減、原料の石灰石の量も3分の2に抑えるという。「技術移転」部門では、タンザニアの地方住民のために小規模バイオガス施設を開発した「国境を超えるエンジニア」が受賞。この施設は、現地で栽培されるバナナの木の残渣を用いて1日に2回の食事と夜間の照明をまかなうエネルギーを生産し、タンザニア人自らが運営するよう計画された。ドイツ環境省は、「IKU受賞者は、気候保護と経済成長が相反するものではないことの実例」としている。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 省エネルギー | CO2 | 環境技術 | バイオガス | ドイツ連邦環境省 | BMU | 技術革新 | セメント | 気候保護 | タンザニア
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