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 世界資源研究所、家電製品のエネルギー効率基準・ラベルの設計や実施に、消費者や市民の参画が重要とする報告書を発表

発表日:2013.12.19


  世界資源研究所(WRI)の「電力ガバナンスイニシアティブ」は、家電製品のエネルギー効率基準とラベル表示のプログラムが、効率の良い製品の購入へと実際に消費者を動かすためには、プログラムの設計、実施、監視に、規制担当者や製造者だけでなく、市民社会組織(CSO)や消費者が関与する必要があるとする新たな報告書を発表した。報告書は、インド・バンガロールで開催されたワークショップで公表されたもので、インドの電力消費抑制、ひいてはエネルギー安全保障のために、エネルギー効率基準・ラベル表示プログラムは効果的なメカニズムであり、その透明性・説明性確保にCSO参加は極めて重要としている。報告書はまた、こうしたプログラムの強化、わかりやすさ等にCSOが積極的に参加する10カ国の事例を考察し、1)政府によるCSO参加を促す政策づくり、2)CSO側によるエネルギー効率改善による便益の理解、3)援助団体によるCSOの能力向上への支援、といった提言を行っている。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 環境総合
キーワード 家電製品 | 世界資源研究所 | WRI | エネルギー効率 | 消費者 | ラベル
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