世界資源研究所(WRI)は、イケア・ファンデーションから230万ドルの資金供与を受け、インドと東アフリカで合わせて100万人にクリーン電力を提供するプロジェクトを発表した。現在、世界で11億人もの人々が電力を利用できない生活を送っているが、このプロジェクトはすべての人々に安価で信頼できるクリーンな電力を提供することをめざす取組みのひとつである。インドと東アフリカの農村部では学校、病院、農業施設のような重要なサービスがグリッド(送電網)に接続されていない。WRIは教育、医療、農業の3つの部門において地域で開発活動に携わる組織を選定し、電力サービスの拡大により操業時間の延長、生徒数の増加、食品廃棄物の削減などを促す。注目すべきは、従来の供給主導型のエネルギーモデルを、ユーザー主導で誰もが享受できるものに変え、開発組織がクリーン電力の市場を動かしていくことを可能にしている点だとWRIは説明する。プロジェクトは投資資金として800万ドルを集め、選ばれた組織が再生可能エネルギー・インフラを拡充するのを支援していく。
情報源 | 世界資源研究所(WRI) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | 世界資源研究所(WRI) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 世界資源研究所 | WRI | グリッド | クリーン電力 | イケア・ファンデーション | 供給主導型 | エネルギーモデル |
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