世界資源研究所(WRI)は、タンザニア伝統的エネルギー開発機関(TaTEDO)とともに、タンザニアで意欲的な政策によってミニ・グリッド(10メガワット(MW)未満の発電配電システム)が急増していると報告した。同国は、国土が広く、地方の人口密度が低いため中央集中型グリッドを各地に拡大するのは経済的に実現が難しい。そこで、2008年から小規模発電事業者(SPP)枠組みによってミニ・グリッドへの低コストの投資を促進し、以降ミニ・グリッドは倍増した。2015年には太陽光と風力発電開発を促進するよう枠組みを改定し、2017年には第三期の枠組みが承認された。同国には、現在、水力、バイオマスなど109のミニ・グリッドがあり、設備容量は157.7MWで18万人以上に給電している。一方、中央グリッドの設備容量は約1500MWで約900万人に給電している。ミニ・グリッドの大幅増加により、2040年までにアフリカ全体で地方住民約1億4000万人が電気を利用できるようになる可能性があるという。
情報源 | 世界資源研究所(WRI) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | 世界資源研究所(WRI) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 風力発電 | 太陽光発電 | バイオマス発電 | 世界資源研究所 | WRI | 水力発電 | 配電 | タンザニア | 電気供給 | ミニ・グリッド |
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