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 フランス、粒子状物質による大気汚染への緊急対策を発表

発表日:2014.03.13


  フランスのフィリップ・マルタン環境・持続可能な開発・エネルギー大臣は、深刻な状況が続いている粒子状物質による大気汚染に対し、対応策を発表した。対策の内容は、一般道路と高速道路の速度制限、住宅地の駐車無料化、農薬散布の制限、工場等の操業の一時的縮小の要請、公共交通機関の優先などで、大気汚染が発生しているすべての地域が対象となる。パリ市のVelib(レンタル自転車)とAutolib(レンタル電気自動車)は無料化され、2014年3月14日~16日の週末は公共交通機関も無料となる。イル・ド・フランス地域圏では、制限時速の20キロ引き下げ、トラックの通行迂回などの措置が講じられている。粒子状物質は呼吸器障害や刺激の原因となるため、特に身体の弱い人は激しい運動は避けるよう勧められている。マルタン大臣は、すべてのフランス人に、この大気汚染解消のため果たす役割があるとし、自家用車の使用自粛や相乗りに努めるとともに、健康のための勧告や状況の変化に関する情報を把握するよう呼びかけている。

情報源 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省 プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省
分野 健康・化学物質 大気環境
キーワード 大気汚染 | 粒子状物質 | 交通 | 健康影響 | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省
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