南極氷床の探測用無人航空機飛行、アメリカの科学者らが実験に成功

発表日:2014.04.01

アメリカ・カンザス大学の氷床リモートセンシングセンターの研究チームは、南極氷床での小型レーダー搭載の小型無人航空機システム(UAS)を利用した探測実験に史上初めて成功したと発表した。従来の有人機によるレーダー測定では燃料コスト等が障害となり、遠隔地での使用は困難だったが、小型で軽量のUAS・センサーでは燃料消費量が大幅に削減され、輸送も容易になった。空中での機動性も高く解像度の高いデータ収集が可能だという。大量の淡水を含む氷床が融解し海面が上昇すれば、被害は深刻である。このため、急速に移動する氷河の氷厚を高解像度で測定して氷河下の地形をマッピングし、氷床や氷河の動きを正確に予測する必要がある。これにより、氷床モデルの改良や海面上昇の正確な推定が期待できる。今後、グリーンランドの世界で最も流れの速い氷河等で実験を行い、最終的には、グリーンランドと南極でのUASによる定期的観測も可能だという。南極でのUAS活用については国際的に関心が高まっており、2014年5月の南極条約協議国会議で議論される予定。

情報源 アメリカ国立科学財団(NSF) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立科学財団(NSF)
分野 地球環境
キーワード アメリカ国立科学財団 | NSF | 海面上昇 | 南極 | 氷河 | 予測 | 氷床 | 観測 | 航空機 | マッピング
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