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 国連世界観光機関(UNWTO)等、渡りのルートに沿った観光地で持続可能な観光を開発する新プロジェクト開始へ

発表日:2014.05.09


  移動性野生動物種の保全に関する条約(CMS、ボン条約)事務局によって毎年開催される「世界渡り鳥の日」(WMBD)キャンペーンを契機に、国連世界観光機関(UNWTO)等は、渡り鳥のルート地の保全と持続可能な観光の両立を目指す新プロジェクトを実施する。渡りのルートと観光目的地の共存を掲げる2014年「世界渡り鳥の日」のテーマに合わせ、同プロジェクトは、アフリカ、アジア、欧州の渡りのルート上の主要地8か所を選定し、そこで野生生物、地元コミュニティ、観光客のいずれも利するよう、環境の持続可能性と、社会経済的な持続可能性の両立を目指す。具体的には持続可能な観光管理の適切な枠組みを提供し、観光を多様化させるとともにその観光収入を保全活動と地域に還元することにより、生息地の保全と雇用機会創出をねらう。現在、年間、数百万人の観光客が世界中でバードウォッチングや野生生物の観察を楽しんでいることから、観光と野生生物の保全は地域の持続的成長の両輪になるという。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 自然環境
キーワード 渡り鳥 | 国連環境計画 | UNEP | 持続可能性 | 観光 | 保全活動 | ボン条約 | 移動性野生動物 | 国連世界観光機関 | UNWTO
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