イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、野生生物トラストなど自然保護団体が主催した会議で、環境や経済に極めて重要な送粉昆虫(花粉を媒介する昆虫)を守る5つの行動を国民に呼びかけた。同国には、1500種以上の送粉昆虫(マルハナバチ26種、単生バチ260種、ミツバチ1種、ハナアブ・チョウ・ガ数百種など)が生息している。送粉昆虫は、人間に様々な食品や作物をもたらし、特にラズベリーやリンゴ等の高品質な果実の生産に欠かせないものである。種子や果実の収量増加と品質向上により、作物生産における昆虫送粉の価値は約4億ポンドと推定されている。Defraは、送粉昆虫の生息地を確保・改善するため、都市・地方を問わず全ての国民が簡単に実行できる5つの方法として、1)花蜜や花粉の多い花や樹木を育てる、2)自然のままの区画を残す、3)草刈りの頻度を減らす、4)営巣・越冬している昆虫を妨害・殺生しない、5)農薬の使用について慎重に考える、を提示した。また2014年秋に送粉昆虫の国家戦略を発表する予定である。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | ミツバチ | マルハナバチ | 送粉昆虫 | 生息地 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 |
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