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 イギリス、「自然改善地域」の設置は経済と野生生物に有益と報告

発表日:2014.11.14


  イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、「自然改善地域(NIA)」の設置は野生生物や地域経済に有益だとする報告書を公表した。これによると、NIAの設置は農家の助成金申請を支援し、大学の研究にも貢献した。また、企業やNGOなどからの投資を呼び込み、農村の経済を活性化する一方で、野生生物の生息地の規模を広げ、生息地同士のつながりも強めることでさまざまな野生生物の育成にも役立っているという。NIAは、政府の助成を受け2012年に地域のパートナーシップを通じて野生生物の生息地保護を支援するため設置されたもので、現在12の地域が選定されている。これまで約1万9000ヘクタールの生息地が創造・回復された。さらに2015年までに5500ヘクタールの拡大を目指し、生息地の回復、創造、強化、維持に向けて取り組んでいる。トラス環境大臣は、「健全な環境と健全な経済は密接に関係している。NIAは、野生生物と景観の保護が農村の観光産業の成長と雇用の創出にどのように貢献しているかを示している」と述べた。

情報源 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)
分野 自然環境
キーワード 野生生物 | 生息地 | 景観 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 地域経済 | 自然改善地域 | NIA
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