イギリス政府、「自然改善地域」プロジェクトの最終報告書を公表

発表日:2016.01.20

イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、2012年に開始された、野生生物の生息地保全を支援する「自然改善地域(NIA)」プロジェクトの成果をまとめた最終報告書を公表した。これによると、NIAに選定された12の地域は、Defraから総額750万ポンドの助成を受け、自治体や地域団体、民間部門、NGO等のパートナーシップにより、農村の経済を活性化しつつ、野生生物保全や人と自然とのつながりを強化した。具体的には、同プロジェクトの下、2012年以降3年間に1万3500ヘクタールの生息地が保護・強化され、5000ヘクタールの生息地が創出された。また、4万7000日を超すボランティア活動や生徒の植林活動、地域住民の意思決定参加などを通じ、人々が自然とのつながりを取り戻したほか、観光業にも弾みがつき、雇用が生まれ農村の経済が拡大した(2100億ポンド相当)という。Defraは2016年後半に環境に関する今後25年の行動計画を発表する予定だが、これにもNIAプロジェクトによる経験が役立つとしている。

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