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 イギリス、新たに27の海洋保全ゾーンを設置、海洋保護ネットワーク拡大へ

発表日:2013.11.21


  イギリス政府は、世界でも有数の豊かな海洋環境の保護を強化するため、新たに27の海洋保全ゾーン(MCZ)を設置すると発表した。イギリス周辺には、海の現状を維持するためにすでに何らかの海洋保護区に指定されている水域が500か所以上あり、これに新規のMCZを加えて、海の持続可能性や生産性を将来世代のために保護していくという。MCZは、指定海域の特性を保全するために一定の活動を制限するもので、今回指定されるのは、沖合部約8000平方km、沿岸部約2000平方kmの水域。制限内容はその場所の特性に応じて異なり、釣り等が規制されるのは、野生生物や保護生息地に損害を与える場合に限られる。政府は、2009年海洋沿岸アクセス法に基づき、MCZを指定して保護海域のネットワークを築き、長期にわたって海洋環境を保全することを約束している。今期は、一般からの意見募集の後、4か所について指定を見送ったが、ネットワークを完成させるために、向こう3年間でさらに2回のMCZ指定を計画しているという。

情報源 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)
分野 自然環境 水・土壌環境
キーワード 野生生物 | 海洋保護区 | 生息地 | 持続可能性 | 海洋環境 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 海洋保全 | MCZ | 海洋保護
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