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 アメリカ環境保護庁、ミツバチなど送粉昆虫を保護するための農薬ラベルを新たに作成

発表日:2013.08.15


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、ミツバチなどの送粉昆虫を保護するため、一部のネオニコチノイド系農薬について使用制限を明記したラベルを新たに作成した。新ラベルの対象は、ネオニコチノイド系のイミダクロプリド、ジノテフラン、クロチアニジン、チアメトキサムを含む農薬製品。ラベルには、ミツバチのマークと、ミツバチの曝露経路や農薬散布時の飛散防止についての注意事項が記されている。アメリカ農務省とEPAは、2013年5月にミツバチの健康に関する包括的な報告書を公表し、ミツバチの減少には、生息地の減少や寄生虫・疾病、遺伝、栄養状態、農薬曝露などの各種要因が複雑に関係しているとの科学的コンセンサスを明らかにした。今回の新ラベル導入は、ミツバチを農薬への曝露から守る措置の一環である。EPAは、農薬メーカーと協力してラベル変更を進めるとともに、養蜂、防除等の業者や連邦、州の関係機関と協力し、農薬の飛散量削減と最良管理法の普及に努めるとしている。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質 自然環境
キーワード ミツバチ | 送粉昆虫 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 曝露 | 生息地 | 農薬 | ラベル | ネオニコチノイド
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