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 ドイツ、ヨーロッパヤマネコの生息地をつなぐ欧州最大規模の保護プロジェクトを実施

発表日:2014.08.28


  ドイツ連邦環境省は、ヨーロッパヤマネコが安全に移動し、生息地を広げられるよう、2万キロにわたる森林ネットワーク(移動の回廊)を設置する、欧州でも最大規模のプロジェクトを支援している。ヨーロッパヤマネコはドイツを中心に分布し、原生林に近い、樹洞のある広葉樹林・混合林や枯死木地帯を生息地とする。しかし、道路や農地、住宅地などによって森林は分断され孤立化しているため、ヨーロッパヤマネコなど野生動物にとって遠距離の移動、新しい生息地の開拓、生息数の回復が難しくなっている。プロジェクトは2017年までの6年計画で、数千本を植樹し、最大50メートル幅の森林帯ネットワークを6州にまたがって造るほか、現在の森林環境を改善し、遺伝子データを利用したヤマネコの分布や移動状況の管理も行う。今回の計画の特徴はボランティアの幅広い参加で、数百名のボランティアが回廊の植樹に参加している。プロジェクトはドイツ環境自然保護連盟(BUND)が実施し、連邦環境省は200万ユーロ超を拠出している。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 自然環境
キーワード 野生動物 | 森林 | ドイツ連邦環境省 | 生息地 | 回廊 | ヤマネコ | BMUB
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