フランスのセゴレーヌ・ロワイヤル環境・持続可能開発・エネルギー大臣は、エネルギー移行法のもと、使い捨てレジ袋の使用を禁止する省令の早期公布を発表した。省令は、1)使い捨てレジ袋を2016年1月1日以降禁止とし、再利用できる厚手の袋を使用、2)野菜・果物用の使い捨てポリ袋も2017年1月1日から禁止とするもの。フランスでは毎年170億枚のレジ袋が消費され、そのうちの80億枚が自然界に捨てられている。レジ袋は、使われるのは数分だが分解には数百年を要し、海洋汚染や海洋動物への影響が懸念されている。たとえば海中でウミガメがレジ袋をクラゲと間違えて誤飲する等の問題が指摘されており、ウミガメの86%が被害にあっているという。鳥類についても同様で、北海に生息する鳥類の94%の胃の中にプラスチック片が見つかっている。レジ袋の影響を受けている動物は260種以上にのぼるという。大臣は、フランスで使用されるレジ袋の大半が輸入品であることから、この省令は国内の技術革新の分野で雇用創出の機会にもなるとしている。
情報源 | フランス環境・持続可能開発・エネルギー省(MEDDE) プレスリリース |
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国・地域 | フランス |
機関 | フランス環境・持続可能開発・エネルギー省(MEDDE) |
分野 | ごみ・リサイクル 自然環境 |
キーワード | 海洋汚染 | 省令 | レジ袋 | 再利用 | 鳥類 | 動物 | 使い捨て | フランス環境・持続可能開発・エネルギー省 | MEDDE |
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