フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)は、同国の再生可能エネルギー拡大の目標に関し、エネルギーミックスに再生可能エネルギーを大幅に導入することの可能性や限界に関する研究を行った。その報告によると、電力需要の制御(消費量・ピーク時の制御)、各種エネルギー源の相補性、電力系統によって可能となる柔軟性、電気の貯蔵方法の開発などを活用することで、電力構成に占める再生エネルギーの比率が80%、あるいは100%でも、年間を通して需給バランスを確保することは技術的に可能であることがわかった。電力需要のコントロールは(特に冬季)、再生可能エネルギーの比率に関わらず、電力システムのコストを制御するため不可欠だという。フランスは、2015年7月に制定したエネルギー移行法で、2030年までに再生可能エネルギーを40%とする目標を決めている。ADEMEは2030年以降も、気候変動を抑えグリーン成長を実現できるようこの目標以上に再生可能エネルギーを増やし続けなければならないとしている。
情報源 | フランス環境エネルギー管理庁(ADEME) プレスリリース |
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国・地域 | フランス |
機関 | フランス環境エネルギー管理庁(ADEME) |
分野 | 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 電力系統 | 電力貯蔵 | ADEME | フランス環境エネルギー管理庁 | 電力需要 |
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